2018年6月27日 (仮訳)ノルウェー最北部、バランゲル半島産の新種、Lecidella varangrica Haugan, R. & Tønsberg, T. 2018. Lecidella varangrica sp. nov. from the Varanger Peninsula, northernmost Norway. Graphis Scripta. Available at: http://jjh.cz/upload/29291.pdf [Accessed June 27, 2018]. 【R3-05254】2018/6/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ノルウェー、フィンマルク県、バランゲル半島の海岸で採集された岩上生地衣の一種を検討し、Lecidella varangricaとして新種記載した。 本種は形態形質や地衣成分などからL. asemaグループに含まれるとみられた。 本種は子器が小型、粉芽塊を有し、主要な地衣成分としてアオテアロンを含むことなどで特徴づけられた。 Norway, Finnmark, Vardø, Persfjorden, between Næringsodden and Hestmannes, cove Nordvestkeila (新種) Lecidella varangrica Haugan & Tønsberg 語源…バランゲル(半島)の 【よく似た種との区別】 Lecidella effugiens 北欧に分布する 岩上生地衣である 地衣体から時に類鱗片状~珊瑚状の小区画が発達する 子器がかなり小型 本種と異なり北米などにおける分布が知られている 本種と異なり粉芽を欠く 本種より子嚢胞子のサイズが顕著に大きい 本種と異なり地衣成分としてアオテアロンを欠く Lecidella asema 北欧に分布する 岩上生地衣である 地衣体から時に類鱗片状~珊瑚状の小区画が発達する 地衣成分が類似している 本種と異なり北米などにおける分布が知られている 本種より類鱗片状~珊瑚状に発達した小区画のサイズが大きい 本種より子器のサイズが大きい 本種と異なり粉芽を欠く 本種より子嚢胞子のサイズが顕著に大きい 本種と異なり主要な地衣成分としてアオテアロンを含むという特徴を欠く Lecidella meiococca 岩上生地衣である 本種と異なり粉芽を欠く 本種と異なりブラスティディアを有する 本種と異なり地衣成分としてアオテアロンを欠く Lecidella scabra ノルウェーに分布する 粉芽塊の形態が類似することがある 本種より地衣体が固着する 本種と異なり地衣体が小区画状~亀裂状 本種と異なり粉芽塊がしばしば融合して不規則なパッチ状をなす 本種と地衣成分が異なる Lecidella elaeochroma 地衣成分としてアオテアロンおよびアトラノリンを含むことがある 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生および材上生 本種と異なり通常粉芽を欠く 本種と異なり地衣成分としてリケキサントンを含む